数字

私たちはかなり前から個人の優秀さや共同体の価値を単なる「量」で測るようになってしまいました。もしGDPでアメリカ合衆国の価値を測れるのならGDPには大気汚染やたばこの広告費や交通事故で出勤する救急車が、あるいはナパーム弾や核弾頭や暴動鎮圧のための装甲車が含まれています。(中略) 一方、GDPには詩の美しさや家族の絆や公的議論の知性や公務員の高潔さが、あるいは私たちの機転や勇気や知恵や学びや思いやりが含まれてません。つまりGDPは、ありとあらゆるもの計測しますが、私たちの人生を価値あるものにする要素は何も計測しないのです。

ーロバート.F.ケネディ

山口　周　著書「ニュータイプの時代」より抜粋

最近読書した中で惹かれた文章の一つだ。本の内容が面白いから参考にしたものが一層引き立ったのだと思う。数年前から地産地消、地方創生という言葉の取り巻く環境に興味が出てきた。不思議な感じである。何かを知りたいという想いから読書に走っているのだろう。役に立つかわからないけど、どこかで役に立つかなって思っている。相変わらず呑気で自分でも困っている。